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この風をとめることはできない

使徒言行録2章1~11

「聖霊」というと、なにか理解しにくい言葉です。
しかし、ヘブル語ではルーアハ(風、息)という言葉だと知ると、少し分かりやすいかも知れません。



人間は土のちりにすぎないが、その鼻に神様が「命の息」を吹き入れてくださって、生きる者となった(創世記2章)と、聖書は神様と人間の関係を表現しています。

臆病な弟子たちに「命の息」が吹き入れられて、大胆に語る力が与えられた、異なった言葉を話す諸国の人々に向かって主イエスを証言していく力が与えられたという出来事が、ペンテコステです。

今日の世界は、国境を越えて経済がグローバル化し、利潤追求の大波が世界をおおっています。
経済の発展が人間を幸せにするという期待ははずれ、かえって格差が拡大し、人間が押しつぶされようとしています。

世界を支配するこの巨大な力は、まるで「悪魔のひきうす」のようで、誰にも止めることが出来ないように見えます。

しかし、主イエスの十字架の出来事を通して、私たちは小さくされた隣り人に手を差しのべ、愛の意志によって支え合うようにと促されています。

平凡で臆病な者であっても、心を合わせて祈るとき、私たちを支配する巨大な力の前であきらめることなく、もう一度立ち上がる力、新しいいのちを与えられるのです。

(2014年6月8日)

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