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マタイ福音書2章1~12
主イエスを最初に礼拝したのは野宿をしていた貧しい羊飼いたちであったと、ルカ福音書は伝えました。
マタイ福音書は、はるばる東方からやってきた学者たちであったと伝えます。
あらゆる宗教や学問に通じた学者たちが、星に導かれて訪ねてきたというのです。
こうして、ベツレヘムでダビデの子が生まれ、民を導く牧者となるというミカ書5章、サムエル記下5章の預言が成就したと語ります。
東方の学者たちの訪問を受けた人々は、救い主の誕生という報せを喜んだでしょうか。
ヘロデは、不安に思って、赤ん坊を殺そうとします。
自分の地位を守るためには、人のいのちを奪うことさえする、人間の残虐な姿が描き出されています。
祭司長や律法学者たちは、ベツレヘムで生まれることを預言書から読み取りながら、メシアを迎えようとはしません。
聖書の知識を行動に生かすことができないのです。
東方の学者たちが最初に御子イエスを礼拝したという記事は、主イエスの誕生が異邦人を含むすべての民のための救いの出来事であることを示しています。
神の救いは、ユダヤの民に限られたものではなく、異邦人に及ぶことが今や明らかにされたと、マタイ福音書は語っているのです。
(2014年12月28日)
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