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ルカ福音書1章39~56
多くの女性の中から、なぜマリアが選ばれたのでしょうか。
中世の教会は、美と偉大さの故であったと、マリアを崇拝するようになりました。
ルターはこれを批判して、
「王侯貴族の娘ではなく、無に等しい少女が用いられたのは、誰も神の前に誇ることがないためであり、ただ神の恵みによることを知るためである。」
と言いました。
クリスマスの恵みに触れるとき、自分の小ささを嘆く暮らしから、こんな情けない私に「目を留めてくださる神」をあがめる歩みへと呼び出されるのです。
エリザベトのところへ急ぐマリアは、不安と戸惑いの気持ちでいっぱいだったはずです。
しかし、
「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、何と幸いでしょう。」(1章45)
と祝福されたとき、不安が吹き飛びます。
そして、神の「憐れみは代々に限りない」(1章50)と歌います。
「憐れみ」はヘブル語のレヘム(子宮)につながる言葉で、
気の毒な姿を見て内臓が絞られるように痛むことからきています。
神の憐れみに触れた私たちは、傷ついた隣人に近づくよう促されるのです。
(2014年12月21日)
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