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今日、実現した

ルカ福音書4章14~30

待降節は、神の御子が世に来られた出来事の意味を、深く受けとめ直すときです。
ルカ福音書は、降誕の出来事を預言の成就であると強調しています。



主イエスはバプテスマのヨハネから洗礼をお受けになり、荒野で誘惑にあわれたのち、ガリラヤで活動を開始されました。
ナザレの会堂でイザヤ書61章を引用して、「『貧しい人に』『主の恵みの年を告げるため』に私は来た。」と宣言されたのです。

ところが、主イエスの教えに感心していた人々が突然怒りだし、殺そうとまでします。

預言者の言葉に従ったのは、あなた方ではなく二人の異邦人、あのサレプタのやもめとシリア人ナアマンだったと、主イエスが語られたからです。

前者は、アハブ王がすすんでバアルの神に仕え、祭司を追放したとき、預言者エリヤがヨルダン川の東に逃れ、さらに地中海沿岸の町サレプタに逃れて、一人のやもめに助けられたという話です。
この異邦人の女性は預言者の言葉に従って、残っていた最後の小麦粉と油でエリヤのためにパン菓子を作ります。
不思議なことに、この壺の粉は尽きることがありませんでした。
そして、息子が死んだときエリヤの祈りで生き返ります。

そのとき、女は言います。
今わたしは分かりました。あなたはまことに神の人です。あなたの口にある主の言葉は真実です。」(列王記上17章24)

後者は、敵国の将軍ナアマンが重い皮膚病にかかったとき、捕虜として連れ帰っていたユダヤの少女の言葉にしたがって、預言者エリシャのもとに出向いた話です。

将軍ナアマンは、王の添え書きと莫大な宝を携えて下って行きます。
しかし、エリシャは会おうともせず、ヨルダン川で体を7回洗うように伝えます。
ナアマンは腹を立てますが、家来にいさめられ、プライドを捨てて預言者の言葉に従います。
すると、彼の体が清くなるのです。

ナアマンは言います。
わたしは今、イスラエルのほか、全地のどこにも神のおられないことを知りました。」(列王記下5章15)



預言者の言葉に従ったのはユダヤの人々ではなく異邦人であったという話を聞いて、人々は腹を立て、主イエスを殺そうとしたと、書かれています。

自分を拒絶し殺そうとする人々のために、主イエスはご自身を十字架の上に捧げてくださいました。
主イエスは今も復活の主として共にいてくださり、
「私の言葉を信頼しなさい、そうすれば自由になる、解放される。」
と語りかけておられます。

主イエスの言葉を受け入れるとき、
この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」(4章21)
という約束の言葉が、私たちに実現するのです。

(2014年12月7日)

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