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神に属する者

ヨハネ福音書8章39~47

「あなたたちは、悪魔である父から出た者だ」(8:44)
という言葉には、ぎょっとさせられます。

これは、
「わたしたちの父はアブラハムです」(8:39)
と主張する人たちに向けられた言葉です。



神は、アブラハムに約束された。あなたの子孫を天の星のように、
大地の砂粒のように、数えきれないほどの大きな民にすると。

だから、自分たちが救いからもれるはずがない。
自分たちはアブラハムに従って、神の前でしっかり信仰を守ってきたと、
ユダヤの指導者たちは自負していました。

これに対して主イエスは、アブラハムの子孫だということなど、
何の足しにもならない。
あなたたち自身の行いと信仰が問われているのだ。

今、わたしの言葉を聞こうとせず、殺そうとしている者が、
どうしてアブラハムに従っているなどと言えるのか、と言われたのです。

ユダヤの民を「悪魔の子」だと言っているわけではなく、
あなたたちはどこまでも神に従わない、
神の言葉を受け入れようとしないという意味で使っているのです。

アブラハムは、行き先を知らずに、神の約束を信じて旅立ちます。(創世記12:1)
愛する子イサクを捧げなさいと言われて、
必ず神がその備えをしてくださると信じて従います。(創世記22:1~13)

この物語は、何を語っているのでしょうか。

神に従うならこう行動すべきだと分かっていても、ためらうことがあります。
うまく行くかどうか分からない、誰も助けてくれない、みんなが離れていくかもしれない。

不安がいっぱいのときに、神の言葉、約束を信じて立ち上がる、
そういう力を与えられる、
これがアブラハムの姿です。

アブラハムは、何度も大きな過ちを犯しました。
しかし、そのたびに赦されて神に従い、大きな祝福を約束されました。



わたしたちは、様々な誘惑や悪の力に囲まれて生きています。
いや、わたしたち自身が、悪魔の子のようなことを口にし、
人を踏みにじることさえしでかします。

そんなわたしたちですが、アブラハムのように赦され、
神の言葉に導かれて、新たな歩みへと踏み出す力を与えられるのです。
(2015年3月15日)

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