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神のもとから来た者

ヨハネ福音書6章41~59

アメリカでは11月の第4木曜日が、収穫感謝祭です。

南北戦争で引き裂かれた家族のきずなを確かめ合うために、1864年にリンカーン大統領が国民の祝日と定めました。





これは、信仰の故にイングランドからオランダに逃れた102名のピューリタンが、

1620年9月に新大陸に向けてメイフラワー号で旅だち、

11月21日にマサチューセッツに着いた故事によります。

寒さのために上陸できず、3月31日にプリマスに上陸したときには、47名にまで減っていました。

先住民ワンパノアグの人たちに助けられ、収穫を祝って一緒にトウモロコシと野生の七面鳥を食べたというのです。



しかし、この日は先住民が「大虐殺が始まった日」として、抗議活動を行う日でもあるのです。

信仰上の理由で圧迫を受け、新大陸で理想の国を作ろうとした、

そんな人たちが先住民を圧迫し虐殺を繰り返したのです。

豊かな暮らしのために、いのちを踏みにじっても恥じないのが、私たち人間なのです。



そんな私たちのために「天から降ってきたパン」であると、主イエスは宣言されます。

神の子が肉の身体をとってこの世に来てくださり、様々な苦しみと裏切りを味わい、

十字架にかかって死んでくださった、

そして死者の中から引き起こされ、神の御許に帰られた。

今も、聖霊として私たちと共にいてくださるのです。

「父から聞いて学んだ者」(6章45)で「学ぶ」という言葉は、

先生と行動を共にして、大切な教えが体にしみこむように分かっていく

という意味の言葉です。

主イエスの言葉と振る舞いを受けとめ、信頼して従うことが、命のパンを与えられるということです。

豊かな暮らしを願う自分勝手な生き方、人の目や評判を気にして良心を売り渡すような生き方から、

隣り人と共に歩む生き方へと変えられるのです。


 


収穫感謝の日にあたって、豊かな恵みを独り占めにしようとする生き方から、

分かちあう喜びに生きる者へと変えられるよう祈りましょう。

(2014年11月23日)

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